11月11日は「介護の日」

考える村

わが国において「介護の日」という日が設けられているのです。
国民に啓発を促す目的で厚生労働省が「いい日、いい日、毎日あったか介護ありがとう」というキャッチフレーズを作成しました。その「いい日、いい日」にかけて11月11日に介護の日と制定しました。この介護の日は介護の理解の推進や認識を深める機会を設けるため、全国各地でイベントや取り組みが行われています。
今回は介護の人さまざまな取り組みについてご紹介いたします。

介護の日について

急激な高齢社会の変容によってわたしたちの暮らしの中で介護はとても身近になってきました。
ご自身のまわりにも介護が必要となっている、もしくは介護職に従事している方がいらっしゃる方がほとんどではないでしょうか。それほど一般的になった介護なのですが、急激な変化についていけず介護に関する知識や情報はあまり多く出回っている状況とはいえません。
ご自身が介護する立場になった時やまたご自身が介護が必要になった時の事を考えてみましょう。
お身体のことや保険制度や介護サービス、お金やお仕事その他生活全般に関する事を考慮してサービスを利用できますでしょうか。
そこで厚生労働省は介護に関する理解や知識を考えてみる機会を設けるために11月11日を介護の日を制定しました。

介護の日に関する催し物が開催されます

コロナ禍により、現在の状況下では感染防止を徹底した取り組みを行いながらも全国で介護サービスを紹介するイベントが開催されます。
2019年度は介護フォーラムや作文・コンテストなど約800件もイベントが行われました。
具体例として奈良県では「なら介護の日」を行い、映画の上映と監督の記念講演がありました。会場では専門家による介護の無料相談会も受けられました。
また横浜市では「介護の日&よこはま健康スタイル」フォーラムを開催されました。介護の予防後援会や在宅療養支援診療所による「在宅緩和ケア講演会」などが催されました。

高齢や介護に関わる社会

日本は65歳以上の高齢者は3640万人で過去最多を更新し、総人口に占める割合も過去最高の29.1%で世界で最も割合の高い高齢社会となっております。
ご家族に高齢者がいない方でも学校や職場などにおいて日常の中で高齢者と接する機会が増えているのではないでしょうか。元気だった高齢者がケガを負って入院をする事がきっかけとなり突如として介護が必要となってしまうケースや、若くして病気や事故によって介護が必要となってしまうケースも多々あります。
介護はとても身近に存在するものとなっており、高齢者の事や介護を知る事はと手も重要度を増しています。
ご家族やご自身が要介護になった場合は仕事をどのようにするのか、どこでどのように生活を送る事が必要なのか。
生活に支援が必要になった場合はどのような介護や福祉サービスがあり、料金やプランはどういう体系なのか。
認知症になった場合はどのように対応し行動をすればよいか。
まだ介護を必要でない段階でも生活の一部として考え準備しておくことは、急に介護が必要に迫られた時に介護離職をしなくてもよい一助となりますし先の見通しができて生活を壊すことを防ぐ、また不安の軽減にもつながります。
毎年の健康診断でご自身の身体の事を考えるように11月11日の介護の日は介護を学んだり考えるよい機会です。ご家族で話し合ってみるなど将来を考える日にしてみてはいかがでしょう。

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